1ヶ月用コンタクトのメリット・デメリット

コンタクトレンズの1ヶ月用は、1日使い捨てタイプや2週間使い捨てタイプよりも、レンズに厚みがあり、しっかりと作られています。同じレンズを長く使うためという理由と、厚みを持たせることで、目の乾燥を和らげる効果があると言われています。

レンズが薄い方が、目にとっては負担が軽いと思われがちですが、あまり薄すぎるのも問題です。レンズという異物が入っていることのゴロゴロ感が軽減され、装用感は良くなるものの、レンズが薄い分、形状を保つために水分がたくさん必要となり、装用中は涙を吸収してしまいます。装用後の水分蒸発も激しく、乾燥感が強く出ることがあります。強い乾燥感は、目にとても大きな負担をかけますので良くありません。

このことから、1ヶ月用は「レンズ自体がしっかりしているので、目に大きな負担がかかりにくい」というメリットがあります。また、1年ほど使える常用のレンズに準ずる品質でありながら、1ヶ月で交換できるので、汚れが落ちにくくなってきた頃に新しいレンズに交換でき、いつでも視界が良好というのも大きなメリットです。

デメリットは、月に数回しか使わない場合にもったいないことと、ケア用品の費用がかかること、2週間に1度のペースでタンパク除去剤を使う手間がかかることです。しかし、毎日使う場合は、1日使い捨てタイプや2週間使い捨てタイプよりもコストパフォーマンスが良いとされているので、ケア用品代金を含めてもそれほど費用はかからないと言えます。