ハードレンズはきちんとケアすれば、2~3年長持ちする

ハードタイプのコンタクトレンズは正しくケアすれば2〜3年持ちます。

しかし十分にケアしていないと目に細菌が入ってしまい、重い病気を引き起こしてしまう恐れがあります。そのためハードレンズは毎日正しい方法でケアしていく必要があります。ハードレンズをケアする際、最初に気をつける必要があるのは手が清潔かどうかです。

せっかく洗浄しても手が汚いと細菌がついてしまいます。必ず手は石鹸などできれいに洗い、傷つけないために爪も短い状態にしておきます。同様に洗浄する場所(洗面台)も清潔にしておきます。ハードレンズの洗浄方法には「こすり洗い」と「つけ置き洗い」があります。「こすり洗い」はレンズを水道水、もしくは専用すすぎ液ですすいでから洗浄液を数滴たらし、外側をこする場合は手の平にレンズの内側を上にして乗せ、30回ほどこすります。内側の場合は親指・人差し指・中指の3本でレンズをはさみ、親指の腹でこすり洗いします。その後水道水・すすぎ液でしっかりとすすぎます。

こすり洗いの場合レンズを傷つける恐れがあるので慎重に行いましょう。こすり洗いが終わったら、保存液を満たしたレンズケースにしまい、液体酵素を数滴たらし、「つけ置き洗い」を行います。こうすることでレンズにダメージを与えることなく、たんぱく質・脂質を分解することができます。再びつける際にはもう一度「こすり洗い」を行ってからつけるようにしましょう。なお、洗浄液や液体酵素を使用する際は必ず説明書をよく読み、新しいものを使用する場合は医師に相談するよう心掛けましょう。